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あなたの依頼しているデザイナーさんは、すべての要望を聞き入れてくれるデザイナーさんですか?

もし、すべてを聞き入れてくれるデザイナーさんであったならば、要注意です。

デザイナーの職務を遂行する

なぜならば、デザイナーとしての職務を遂行してないからです。
自信のないデザイナーさんは、すべて聞き入れてしまうことがあります。実は心の中では、こうでもないあーでもない…と思っていることがあるのですが、クライアントを手放したくないから、あなたを怒らせたくないから、つい見ざる聞かざるになり、言いなりになってしまうこともあります。

あなたの要望は、ある程度聞くべきですが、実は、デザイナーの制作したレイアウトには意味があったり、ユーザビリティに沿って配置されたものに、あなたは好き嫌いで判断して削除を要求している場合もあるからです。

デザイナーは、目の前にいるクライアントだけでなく、チラシやパンフレットであれば、最後にクロージングまで持っていく力をもったチラシやパンフレット。いわば、その先のチラシやパンフレットを見てくれるお客様のことまで考えなくてはいけません。

もしあなたの要望だけに答えていたら、そのチラシやパンフレットはクロージングまで持って行ってくれるでしょうか?
第三者目線で要望を出していると言えるでしょうか?

ほとんどの方は、自分を主観的にしか見れません。あなたの主観的視点を改善して、上手に伝えてくれる力をもったデザイナーを見つけましょう。

導線は俯瞰し見る力が必要

デザイナーがあなただけの要望を聞いている場合、本来ひかれているクロージングの導線を排除しまっている可能性があります。そして、お客様を連れてくるはずのチラシは、あなただけしか引きつけなくなってしまっています。

こういう意味で、これが配置されています。
それよりも、これを入れてみたらどうですか?
お客様がより一層問い合わせしやすくなりますよ?

と配置した理由、納得できる理由。そしてアドバイスしてくれたり、提案してくれたら、そのデザイナーは素晴らしいデザイナーさんです。

デザイナーは、設計士です。すなわち専門職。要望は聞きますが、さらにあなたの思った以上の提案をしてきてくれる。それが本物のデザイナーです。

整理する力

また、あなたのたくさんの思いを整理することができるのも、デザイナーの仕事です。

ついつい、思いが大きすぎて長いキャッチコピーや長い文章を作ってしまいがちですが、それを見ただけでお客様は、お腹いっぱいになってしまい、「商品を買いたい」「受けたい」と思わなくなってしいまいます。

腹八分目。

それよりも少なく。要点をまとめて紙面に納めて、商品・サービスに興味をもってくれるまで提示してくれるものを制作してくれるのもデザイナーの仕事です。

私は、下請けをすることもあります。いわば横のつながりで、他の印刷会社さんやデザイン会社さんからです。

その間に入っているのもデザイナーさんですが、コミュニケーションがうまく行っていない、幾度も修正がくる場合があります。その中には、こちらの意図が通じてないこともあり、残念だと思うコトも。

依頼する側も依頼されている側も「整理」する力が必要だと感じます。

あなたのおかかえのデザイナーは、デザインを感覚でやってますか?
制作物のレイアウトに関して、ユーザビリティからの成り立ちで説明できますか?

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